この配管は架橋ポリエチレン管の100m巻きですので、1回路あたりの長さがそれ以内になるように4回路にわけてバランスよく配置します。
継ぎ目がなく、耐久性も紫外線等が当たらなければ半永久的、ある程度の弾力性もありますのでコンクリートの伸び縮みにも追従し、昔の銅パイプを使った床暖房の温水回路がしょっちゅう水漏れなどの事故を起こしたのと比べるとほとんどトラブルもなく、格段の性能です。
配管した後は念のため高圧のエアを封入して漏れがないか確認します。
いよいよコンクリート打ちになります。
生コン車でプラントで調合した生コンを撹拌しながら運んできますが、受け取りは生コン圧送車(ポンプ)になります。 そのときの気温や天候などを考慮しながら調合を発注しますが、天気も温度もよく、ちょっと強度も高めの圧縮強度210kg/cm2、スランプ18です。(スランプというのは生コンの硬さで、30センチのコップにいれて逆さにポンとおいたとき、山が何センチ崩れるか、という値のこと。)



仕上げは鏝とトンボで左官が仕上げましたので、・・・さすがー・・・の仕上がり。
あとは来週まで手をふれず、そっと養生期間とします。設計強度到達までは4週間。