さらに建物内の空気循環のため(床下空間から天井上までの縦方向循環)を計画的におこなうためのエアダクトも設置されますのでかなりごちゃごちゃしてます。 うまくやらないと人間が床下に入っても身動き取れない状態になったり、配水管の水勾配が取れなくなったりしますので、それも考えて設計しているわけですが、実際に工事となると現場判断で若干の変更が発生したり、となかなか難しいものです。
まずは空気循環のためのエアダクトから・・・


塩ビ管に小さな穴が開いているのが見えるでしょうか?
以下はダクトの中間にいれた送風ファンです。 今回は2回路ですから2つついていますが、循環風量を大きくするのと風きり音などの低減を意図していたりもします。



こうしたパイプの接続は接続用のジョイントパイプを介しておこないます。できるだけロスが出ないように・・・パイプの接続でエアが漏れないように、気密パッキン等もはさみこんで接続。

これに水道の配管が加わるとこんな感じ。



最後に、スラブ暖房の温水回路配管の集中ヘッダー部分です。ヘッダーバルブにひとつづつ空きがあるのは、予備回路のためで、たとえば将来的に熱源を簡単に変更したりすることもできるようにしています。 それぞれの回路はバルブで開け閉めや流量も調整できますから熱的なバランスを変えることも可能です。
漏れなどがないか念のために再確認です。 高圧エアを封入して何日か圧力を計測し、メーターの値が変化しないかでチェックします。

これは1日経ったあとの圧力計。

これは2日後の圧力計。 まったく変化がありませんので漏れなし、とします。
