2015年04月22日

中間検査1回目

基礎の配筋が終わったところで住宅センターの中間検査を受けます。
構造の検査は2度あり、後からでは確認できなくなる前の段階、つまり基礎の鉄筋、上棟後の木部フレームができあがった段階の2回おこないますが、今回はその1回目の鉄筋検査になります。

設計図通りに配筋されているか、鉄筋の太さや補強はちゃんとしているか、等を検査します。
まあ、いままで不合格だったことはありませんが、今回も問題なく合格。

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2015年04月20日

配筋工事

ベタ基礎耐圧盤の配筋に入ります。
ベタ基礎というのは面で重さを支える方式ですから、この耐圧盤(コンクリートの板)の強度がもっとも肝心な話になってきます。

布基礎よりベタ基礎のほうが強い、と思っている方も多いのですが、100%ではありません。
特に立ち上がり布基礎部分の間隔が遠いと、その間で板が折れてしまうこともないわけではなく、けっこう頑丈に鉄筋で補強する必要があります。

コンクリート構造は圧縮力をコンクリートで、引っ張り力を鉄筋で持たせていますので配筋は重要です。 逆に構造計算なしで経験的に鉄筋を入れるとなるとかなり余計な鉄筋を入れなくてはならず、コストも重量も、手間隙もかかります。・・・で、今回もちゃんと構造計算した結果から必要な箇所を重点的に補強しつつ配筋しています。
太い鉄筋を少なく入れるか、比較的細い鉄筋をたくさん入れるかは工学的な判断となりますが、コンクリート工事自体はいわばドロをこねて固めてつくるようなものなので安全係数を多めに見つつもけっこう大雑把な話になるということも逆説的にですが本当の話です。
とはいえ鉄筋の太さや間隔などは構造計算の結果に基づいて正確に入れなくてはならないのはもちろんです。鉄筋同士の結束や、鉄筋下のコンクリート厚を確保するためのスペーサーも適宜入れてゆきます。

まずは地下からの湿気があがってこないようにポリエチレンの防湿シートを全体にかぶせ、その上に網状に鉄筋を並べて配置してゆきます。 コンクリートだけでも防湿にはなるのですが、2重に防湿処理することと、コンクリートに自然発生的にできるクラック(割れ目)の対策にもなります。
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内部の立ち上がり間仕切り部基礎の型枠もこのスラブ配筋をおこなった後に設置してゆきます。

最後に型枠の通りをまっすぐに保持するためと高さの調整のために上部に木材を回して固定。
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2015年04月16日

転圧・水平断熱・鉄筋加工

外周布基礎立ち上がりぎりぎりいっぱいまで埋め戻したところで再度、大型プレートコンパクターで振動を掛けながら転圧し、地盤を締め固めます。ここまでで大型ダンプで砕石が何台はいったでしょうか・・・40立米はくだらないような気がしますが・・・

設計GLから深さ1m弱までをうめたてて上から転圧しましたので地盤調査で表層部が若干弱いと出ていた部分をラップル地盤改良したことになりますが、面で支えるベタ基礎の場合このくらいやらないとコンクリート耐圧盤の下の土が横に逃げ出すこともあります。 思いっきり飛び跳ねてもコンクリートを流したように土がまったくへこまない状態になりました。

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次に外周基礎にそって内側水平に50ミリの断熱板を敷きこみます。押出しポリスチレンフォームですからグラスウールでいえば10センチくらいの厚さに相当します。中央部は土の持つ断熱性を生かしつつ、地中からの熱が上がってくるのを利用するためにわざと断熱はしません。
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基礎を貫通する配管の廻りや基礎断熱との間の隙間もぴったりと・・・
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外周基礎立ち上がりの型枠が動かないようにツッパリをかけて固定します。IMG_0031.JPG

前もって準備・加工しておいた鉄筋と現場あわせ分の鉄筋も加工します。IMG_0025.JPGIMG_0029.JPG

以前はこうした鉄筋加工も人力でやったのですが現在ではすべて油圧の曲げ、切断機械でやりますから便利になりました・・・。(^^)
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2015年04月15日

いよいよ着工・基礎根切り・型枠など

長期優良住宅の認定申請もおわったのでいよいよ建築本体工事に着工となります。

前もって位置だししてあった部分を重機で粗掘りし、その後は水平深さを確認しながら手作業で溝状に仕上げてゆきます。その後、砕石を投入し機械でつき固め、5センチほどの厚さにステコンクリートを打ち下地とします。
こうすることで型枠の正確な位置と水平、最下部の鉄筋のコンクリートかぶり厚さが十分に取れるようにするわけです。 (規定では底面で6センチ、側面で4センチ以上コンクリートの厚さが鉄筋にかぶっていないといけません。アルカリ性のコンクリートで鉄筋が錆びるのを防いだり、剥離したりするのを防止するためです。)

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ここまでできたら、このステコンクリートの上に正確な型枠の位置を墨でマークしてゆきます。
一般的な住宅のコンクリート基礎幅は12センチですが、中に入る鉄筋の太さが13+10=23ミリありますので、残りは97ミリ。それを両側に振り分けると48.5ミリしかありません。
建築基準法の規定は40ミリ以上、鉄筋にコンクリートが被っていなくてはならないのでかろうじてクリアしてはいるわけですが、実際は補強のための鉄筋があったり、入り組んだ部分があったりすると40ミリ確保できないことになります。

そこで、うちではJリミテッドフォームという断熱材兼用の基礎型枠をつかっているのですが、これは基礎幅が153ミリ、と、規定より33ミリも広くなっているので、コンクリートは多めにかかりますが、基礎の丈夫さが格段にあがります。 また、両面から密着した断熱板がコンクリートが空気と直接触れるのを遮断しますので空気中の炭酸ガスで中性化してゆくのをある程度防いでくれるというメリットもあります。

ブロック状の発泡スチロール型枠を積み重ねてゆく形式ですから一回限りの使い捨てですが、軽量で工期も短縮され、また、この断熱板自体に防蟻作用があるため(ホウ酸をまぜてつくってあります)うちでは最近この工法が多くなりました。

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鉄筋は特注の組み立て鉄筋(工場で溶接組み立てしたユニットを配置してそれに現場で鉄筋を付け加えてゆく方式)です。 昔から金融公庫仕様という規格の組み立て鉄筋が売られていますので、他ではそれを使うことが多いのですが、構造計算して鉄筋の太さ、配置、本数などもすべて算出していますのでそれに合わせて特注で八戸の鉄筋工場でつくったものを送ってもらい使っています。

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あらかじめ水道配管が貫通する部分は鞘管をいれておいて、隙間などもウレタンフォームを充填しておきます。そのあと、設計どおりに型枠と鉄筋が組みあがったら周囲を砕石で埋め戻します。
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2015年04月08日

鉄塔の基礎

鉄塔(タワー)の基礎工事です。
重機で穴掘りをしましたので一般的なアマチュアの鉄塔工事と比べればずいぶん楽といえば楽なのですが、念のため鉄筋を組み立てて補強するのと、型枠やら位置・水平出しは本格的にやりますのでそれなりにかかります。

この程度の鉄塔だと、コンクリート自体のQa(せん断力)で十分持つので鉄筋はいらないのかもしれませんが念のために異型鉄筋13ミリでカゴを造って投入しておきます。

鉄塔の基礎は深さと重量で鉄塔の転倒を防ぐものですから通常は高さの10分の1程度の深さで20mタワー級だと3立米ほどのコンクリート量になりますが、多ければ多いほど安心なものです。 今回は5立米近くも入りましたので単純に計算すると5x2.4t=12tですから12t近い分銅の起き上がりこぼしのように鉄塔を支えていることになります。 まあ、鉄塔が500キロ以下ですからどう考えても倒れませんね・・・はい。

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鉄塔のベースキットの中に三叉の水管が入っていたのには驚きました。(FTIという会社の既製組み立てキット式鉄塔なのですが)ビニールホースに水をいれて気圧の効果で水管の中の水位が同じになるのを利用した簡易水準器なのですが、それまでセットで入っているとは・・・  単純ですが正確なので建築現場でも昔から(今でも)使われています。 ボルト3本の水平を一回に出せるようにエア分岐金具で三叉になるよう工夫されており、施工スタッフ全員が驚いていました。

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既存のアース線(鬼撚り線)を延長して接続しました。 接続は相互撚り込みして100Wのハンダゴテで半田付けです。
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コテで均してコンクリートの打ちあがり。
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2015年04月04日

地鎮祭・穴掘り(アース棒打ち込み)

着工前に地鎮祭。
やるもやらぬも自由ですがとかく日本人は(私もふくめて)縁起をかつぎます。

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地鎮祭の後は穴掘りです。穴掘りといってもこれは鉄塔の穴掘り。まだ新築工事は着工していません。
これを読んでなんで鉄塔?と思われた方・・・(^^;)・・・

2mほど掘りますので普通は水もわきます。 水中ポンプも投入して汲み出しながらの工事となります。
ついでに穴の底にはアース棒も打ち込んで・・・っと。(???)

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2015年04月02日

小屋移設完了・境界とレベルの確認

前もって造っておいたスチール小屋の基礎の上にクレーンで既存の小屋を吊って移動します。
基礎の中は念のために防湿シートを敷いて、中央部には大引きを掛け渡しておきます。
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小屋をトラックのクレーンで吊るのですが、そのまま吊るとタンジェント力が働いて横方向につぶれてしまいますので、木材で吊り治具を造って垂直方向だけに吊りワイヤーが働くようにして行います。
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境界線と地盤の高低差等を正確に測定して確認しておきます。
写真の右側の三脚は測量機械のトータルステーション(測定誤差700mで±5ミリ)、左側三脚はレーザーレベルです。
トータルステーションは光波測量器ともいいますが、光の位相差を検出して距離を測るのでかなり正確。
10年ほど前から敷地測量は世界測地系の座標測量に切り替わりましたので、測量図の座標値があれば比較的簡単にかつ正確に境界点や任意の点を復元できるようになりました。 レーザーレベルは油の中に回転するレーザー発光体が浮かんでいるような構造ですので受光器で敷地の各部分の高さが一発で測定できます。
登記測量などでは現在ではGPS測量で基準点を出し、それを元に各点の測量を行うこともしますが、建築測量ではそこまでの正確さは求められていないので、十分なレベルではあります。 (昔は照準を目で合わせる平板測量というどちらかというと原始的なやり方が標準的につかわれていましたがそれでもまったく問題なかったのです。)

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2015年04月01日

時期は前後しますが・・・建築計画と設計のこと

話は前後しますが、工事に先立ちどういう家を造るのか・・を計画してゆくわけです。
もちろんお施主さんが一番真剣に、いろんな夢をかなえるために悩むことになるわけですが「間取り、デザイン、工法、法律、費用、etc・・」いっしょになって考えてくれるプロは必要になってきます。

最重要なのは意思の疎通ですが、とはいえテレパシーが使えるわけではないので、文章、メール、写真、資料、書籍、カタログ、図面、その他ありとあらゆるものを利用して、お互いに計画を煮詰めてゆく作業をおこなわなくてはなりません。

建売住宅やマンションなどの場合は、自動車といっしょできれいに印刷されたカタログと定価表のなかから選んでゆくしかないのですが、そこは完全注文住宅の強み・・・ (逆に面倒くさいという人にとっては弱みでもありますが)一生に何回もある機会ではないですから自分のライフスタイルの創造に直結する家作りを楽しみながらやっていけるというのはお手伝いする業者にとっても人生の一部になる貴重な機会でもあります。

計画、設計、手続き、工事・・と、着手から完成まで何ヶ月もかかる建物ですから、引き渡して何十年経ってからでもいろんなことが思い起こされいろいろ気にかかるものです。

さて、いつも通りまずは「100の質問」というアンケートにお答えいただき大まかな方向性をつかみます。
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ご希望やいろんな条件を整理し、部屋の配置や動線のアウトラインをプランしてゆきます。
もちろん、このときにお施主さんが暖めているアイディアなどがあればそれも組み入れて基本的なたたき台をまとめてゆきます。

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あとはひたすら「これでよさそうだ」となるまで何度も打合せと修正変更を重ねてゆきます。
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時にはメールでやり取りしながら・・・
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そうして出来上がった設計図56枚と構造計算書330ページ・・・
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あとは実際に建てるための手続き関連の書類(確認申請書、建築以外の法令のチェック、景観条例の届け等)、絶対必要というわけではないけどやっておきたい申請や手続き(長期優良住宅認定、工事保険、瑕疵担保保険、火災保険、その他)なども・・・

まあ、ここまでやれば一般住宅としてはまあ良いだろうという範囲にはいってくるわけですが、(図面や書類などのドキュメンテーションはほんとに大切です。)それらがそろっていないのに見積もりが出てくる・・・というのは私にしてみれば信じられないのですが・・・

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2015年03月31日

小屋の移設

本屋の解体が終わったところで、整地して、そのままでは地盤が低いので埋め立てかさ上げをしました。
大型ダンプで30立米ほど砕石を投入し、重機で厚さ20〜30センチに均したあと700kgほどの振動プレートコンパクターで締め固めることを繰り返します。

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写真奥のスチールの小屋を移設するのですが、以前あった木製プレファブ小屋を解体した後の基礎が比較的しっかりしていましたのでそれを再利用することにします。

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当然、小屋の大きさが違いますからブロック基礎の大きさも違います。手前一列を撤去しつみなおし、右横に増し積みなどをしてタテ・ヨコの寸法をあわせます。
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2015年03月26日

住宅の解体が終わったところで・・・

母屋の解体が終わったところですが、地下に埋まっているコンクリート、井戸、パイプ類その他も掘り出し撤去します。
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境界の確認と保全も重要。 測量士が入って確定させる場合は測量図が出てきますが、そうでない場合は測量から建築士の業務の中でおこないます。(一般的には建築に関する測量は法律で認められた建築士の業務ですが、登記測量は測量士の業務となります。)
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